オンラインゲーム
気になっているのは、最近息子がオンラインゲームをはじめたこと。夜遅くまで友だちと話しながらゲームをしていて、ゲーム画面がパソコンに表示されたまま寝ていることもある。
隣の部屋の長女が「うるさくて寝られない。あいつにパソコンなんか持たせたらこうなる。」と言う。(注✻長女は最近口が悪いです。)
長女が時々私の部屋にきていたのは、息子がうるさいからなのだと。
レポートをしているのか、ゲームをしているのかパッと見はわからないし、パソコンを禁止することもできない。ゲーム画面を見つけてもたまたま息抜きと言われるだろう。そこから親子喧嘩に発展する。夫がいた時は全ての娯楽(漫画やDS.音楽等)に対し息子と激しい争いを毎度飽きもせず繰り広げていた。
その不毛な争いを幾度も見て巻き込まれた経験から、禁止すると余計に枯渇したように娯楽を求め、反発するようになる息子の傾向がわかっている。
ルール作り
ルールを決めてやらせるしかない。しかし夫が主導権を握っていた時は、この助言も役に立たなかった。夫はルール決めを交渉の場にしてしまうのだ。何時間もかけどれだけ自分に有利な条件を作るか。
息子は勝てる訳もなくやり込められ、抑えこまれ反発心を募らせながらも虚無になっていた。
ルールを決めることも息子にとっては交渉でやり込められることを意味しておりアレルギーを引き起こすのだ。
私のやり方
私は自分の勝手な分析だが、良く言えば優しい。悪く言えば甘い人間なのだと思う。
だから息子が言うことを聞かない。夫のように聞かせられない。
でも、自分なりのポリシーがある。自分で考えて正しいと思うことをやることだ。
他人の考えを押し付けられ、それに従うことはなにも考えていないと同じだと思う。
ある側面では従うことも大事で、人からものを習う時は素直に従うのがいいと思う。その辺が息子にうまく伝わらないのは悩みの1つだ。
さて、ルール決めをどうするかと考えた時、私は禁止をしないことにした。でも、どこまでがセーフかどこからがアウトかはわかって欲しい。夜12時をすぎたゲームは睡眠時間を削り翌日不登校に繋がるのでアウト。
レポート提出せず学校に行かずゲームにのめりこむのはアウト。
それ以外はセーフ。
このことを伝えるのに話し合いはしない。
短い言葉でタイミング良く簡潔に伝える。アレルギーを引き起こさないために。
実践
夜いつものようにもう寝るように言うと、息子は楽しげに友だちと話しながらゲームをしていた。私の言葉に笑いながら頷いてみせるが行動には移さない。
腹が立つ。でも、一旦その場を離れた。
どうしたらいいかな。なんと言えばわかるだろう。力で押さえつけたくは無い。(できない)でも、言うべきことは言わなくては。
もう一度息子の所へ行く。「もう遅いから終わりにしなさい」友だちにも聞こえるようにわざと大きめの声で言う。一瞬シーンとなった。嫌な親だけど仕方ない。ついでに試してみようと思った。
高校生にもなると学校に親が行く機会はほぼない。どんな子が来ているのか、様子が分からない。息子は通信にきている友達のことを大人しくて優しい子だ。悪い子じゃないと言う。
だったら、親に友だちが怒られるのを聞いてやめるはずだ。盛り上がっているからやめたくないという思いはあるだろうけど。
息子も同様、友だちを大切にできるのか。正しい判断と行動ができるのか。
ダメ押しに部屋に戻ってからLINEを送った。
- 友だちが怒られてるのにゲームを続けるのはいい友だちじゃないよ。
-○○(息子)もやめるときちんと言えないとダメだよ。
すると、息子がごにょごにょ言うのが聞こえ静かになった。そして私の部屋に来た。
「えらいじゃん。ちゃんとできるじゃん。」と言うとニコッと笑って息子はドアを閉めた。
たまには私のやり方もうまくいくことがある。