合格通知

格通

4/7に合格通知が届き、ひと安心。

他に、1年時に取得した単位と2年・3年で取得する単位、学費が通知された。

かつての在籍校は1年時に取得する単位がなんと35もあることにこの時はじめて気づいた。

どうりで土曜日までびっしり授業が入っていたはずだ。

しかし、息子は4単位の教科ばかり落としていた。また、転入で計算方法が変わり減っている単位もあり1年時に取得したのは22単位にとどまった。

2年生では29単位、3年生で24単位をとり、あわせて75単位をとり卒業単位修得となる。

家族LINE

格通知を家族LINEで送ると、みんなのお祝いの言葉や安堵の反応がみられた。

息子も久しぶりに笑顔になり、学校へ入ってからやりたい事を言葉にした。

少しずつでも前に進めたらそれでいい。

待つだけの1週間。

音沙汰がない。

嵐のような3月が終り、4月も5日が過ぎた。

 

息子はもう〇〇高校の生徒ではない…。

あそこを卒業できれば安泰だったのにな。

息子にとっては厳しい嫌な先生もいたようだけど、優しい良い先生も沢山いたな。

先生も生徒も頑張っていてメディアでも注目されていた。地域では今1番勢いのある学校だった。

でも、息子はその波にうまく乗れなかった。

残念だけど、仕方ない。

もう終わってしまったのだ。

学年末に配られたアルバムには、友だちと微笑む息子の写真が載っていた。

「お前はクラスで1番良いやつだ。だから学校に来てほしい。やめないでほしい。」泣きながらそう伝えてくれた友だちもいたようだ。

在籍は3/31まで。4/1からは通信制高校の生徒に…。

 


感傷に浸る余裕すらない。焦りと不安が押し寄せてくる。…生徒になってる?

個別相談のときには大丈夫ですとお話し頂いたはず。

ん?ぱったりと連絡が途絶えましたけど。

落ちた?転入できてない??

 

息子に聞くと、面談のときに1週間経っても連絡なければ電話くださいって言ってたー。とあっけらかんと言われた。

そういうことはもっと早くに言って欲しい。

まぁ、言えないから今があるのだけれども。

電話すると、7日にメールが届きますということだった。

待ちます。待ちますよ。

 

怒涛の一週間。実質5日間。

通信制高校へ転入。

調べたら出てきたのが通信制高校。単位制で3年間で取る教科が自由なのでいつでも転入可能なのだそうだ。

 

悪くなさそうだけど、数が多い!

仕組みがさっぱり分からない!

でも時間が無い!

 

四の五の言ってはいられなかった。

あわてて在籍校の主任先生に問い合わせ、面談し、過去にそういう例があったと知る。書類作成等があるので1週間以内に決めないと転校は無理と言う話になった。土日を挟むので実質5日間。

在籍校への相談と同時進行で通信制高校の資料請求をかけ、電話相談。個別相談の予約を取り3校に絞って見学することになった。

 

4日目に3校を息子と2人で見学し、夜息子と相談して志望校を決めた。すぐさまオンライン出願。

休みの日に友だちと遊ぶ以外、引きこもりの息子は久々に頑張って疲れきっている。

アドレナリン出てるけど、私も疲れていることに気づいてほしい。

 

5日目に学校へ書類を持っていき作成を依頼。

転入試験の面接日をメールで決定。転入先の学校もあわてているのか、同じメールが何通も届く。確認の為電話もくれた。母体は都内にある80年以上続く中高一貫校

 

息子は作文、私は願書作成し、週明けに学校の書類とあわせて郵送。なんとか1週間以内に間に合った。

 

これからどうしよう。

終わってしまった…。

息子は無気力。わたしたちは毒親。子どものためにしたことは、すべて裏目にでる。

コミュニケーションもままならない。

やっと聞けた息子の言葉は、学校を辞めたくはない。でも、もうこれ以上行きたくない。進級してもしなくても続けられないと言う。

私たちに子どもの苦しみを解決する力は無い。

そして親身になってくれた人たちに迷惑をかけ、ガッカリさせる。

自分は無理してでも人に迷惑をかけずに行きていくという信条があった。でも、子どものことでこんなことになってしまった。無力で無能な親。

やりきれない。やりきれない。

これからどうしたらいい?

留年。退学。高卒認定。何もしない。

 

友人との会話の中で、転校できないの?と聞かれた。

転校? できるの? 今から? どこへどうやって?

3月も残すところあと10日という時だった。

最後の3日。

単位追認試験

不登校の間、担任の先生は息子に頻繁に連絡をいれ、励まし、私たち親にも息子が学校を辞めるのは勿体ないこと、友人に人気があることや、勉強した時にきちんと結果を出せていることを一貫して伝え続けた。

そして再試験を受けることに。担任は各方面に頼んで補習を組んでくれた。補習を受ければ単位が取れる可能性が高いことを熱心に話してくださった。

 

しかし、始めに組んでくれた補習に息子は参加せず。

再度組み直してくれた補習にも参加せず。

可能性をゼロにはしないと、予定を入れてくれた認定試験にも息子は欠席した。

息子が高校をやめた。

無気力な日々。

全日制の進学校に通っていた我が息子。

勉強漬け、課題漬けの日々が嫌になり不登校に。

家で勉強する訳でもなく、ゲームや動画を見て明け方に眠り一日を過ごす。

2歳の頃から教育費を注ぎこんだ末路。

そして、定期試験も受けずに単位を落とす。

このままだと留年に。